北海道コンサドーレ札幌が浦和レッズFW興梠慎三(35)の獲得に動いていることが5日、分かった。

【順位表】J1>

昨冬と今夏にもオファーを出しており、元日本代表ベテランストライカーの獲得を目指す。

興梠は05年鹿島アントラーズでプロキャリアをスタートさせ、13年から浦和で9シーズンプレー。12年から昨季までの9年連続2ケタ得点を達成している。J1通算459試合158得点。今季はケガの影響もあり20試合1得点にとどまったが、浦和で12~17年に指揮をしていたペトロビッチ監督(64)のもとでのプレー経験があるため戦術理解が高く、早期順応が見込まれる。

FWは最大の補強ポイントに挙げられる。7月に今季チーム最多12得点のブラジル人FWアンデルソン・ロペス(28)が中国1部武漢へ完全移籍し、エース不在のままシーズン通して得点力不足が課題だった。結果的に2ケタ得点を達成した選手はいなかった。今季は10位だったが、来季はクラブ初のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を目指す。決定力のある点取り屋の加入で、飛躍が期待される。

浦和は慰留に努め、功績を評価して将来的にはクラブのポストを用意したい考えとみられる。