14年度大会の16強超えを目指した中津東(大分)は、8大会ぶりに開催された新国立競技場で初の開幕戦に臨み、0-6で関東第一(東京B)に大敗した。
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本来、4バックで中盤を厚くする堅守カウンターを武器にする。しかし、狭いスペースで細かくパスをつなぐ相手の多彩な攻撃に翻弄(ほんろう)されて6失点。DF村本輝主将(3年)が「相手の時間が続き、最後も寄せきれず、失点してしまい、相手が上手でした。パスの1つ1つの質にうまさを感じた」という完敗だった。
それでも、大分県勢としては、天皇杯決勝(12月19日、国立)で敗れたJ1大分に続く貴重な経験になった。村本主将は郷土のプロチームから「大分県民に感動を与えてくれて、さらに自分たちもそれが励みだった」と刺激を受けたと言い、最後まで諦めず体を張った。
初戦で散ったが「入った瞬間、とても広く感じた。観客席を見た時に地元の方々がいて、励みになりました」という8大会ぶりの国立舞台。「これからの人生の財産になると思うので、このピッチでできたことをとてもうれしく思います」と前を向いた。
大分県勢で全国大会に初出場したのが首都圏開催以前の1959年度大会の旧中津東。その後、校名変更などを経て09年の統合で新中津東に生まれ変わった。首藤監督は「目標の大会に出られたことを自信にして、これからも堂々と頑張ってほしい」。7大会ぶり5度目の復活出場から、歴史を紡ぎ新たな伝統を築く。【菊川光一】



