ジャンケンポン! で勝った!? 近大和歌山がPK戦の末に、流通経大柏(千葉)を破った。藪真啓監督(39)は「この戦い方しかないかなと。理想は1-0、悪くてもPK勝ちと話をしていた」。作戦通りの大物食いを果たした。
【スコア速報】第100回全国高校サッカー選手権>
立役者はGK後迫。PKで1人目のシュートを見事に読み切り、“パー”を出したという手で止めた。「(相手が)1回左に揺れたが、右に来ると思って右に行った。自分を信じて良かった」。練習試合ではPK戦負けなしという、自慢の勝負強さを見せつけた。
「最初はグー! ジャンケンポン!」-。
PK戦の直前、近大和歌山イレブンの輪からノリノリな声が響いた。メンタルトレーナーの大嶋啓介氏から教わった「本気じゃんけん」。じゃんけんに勝っても負けても、ここで感情をあらわにすることで、気持ちが強くなり、その後も乗っていけるという。チームは県予選の時からハーフタイムの掛け声として取り入れ、この日は大一番の前にも気合を入れ直した。
後迫の強いメンタルは、まさに「本気じゃんけん」のたまもの。“チョキ”ではなく、ピースサインも出そうなほどの劇的勝利。「選手権無失点を目標にしています。自分が止める意識で行きたい」。次も勝負手でゴールを守り抜く。【磯綾乃】



