ベガルタ仙台ジュニア(宮城1位)が決勝で会津サントスFC(福島1位)を2-1で下し、3連覇を果たした。

強風と雪が舞う悪いコンディションの中、ベガルタ仙台が「東北王者」の意地を見せた。決勝では、予選リーグで0-4で完敗した会津サントス相手に短いパスを的確につないで猛攻した。1-1で迎えた第2ピリオド終盤、相手ゴール前に出た縦パスに浅井桐哉(3年)が右足を合わせて決勝点を決めた。

約2週間前に監督に就任した永井篤志新監督(47)は「東北では負けられないプライドがあった。1日で選手たちの成長を実感したし、チームが一丸となった結果だと思う」と総括。小沢春太主将(5年)も「同じ相手に2度は負けられない。次は日本一を狙いたい」と2度目の全国制覇を誓った。

決勝を争った2チームは全国の強豪16チームによる「JA全農チビリンピック」(5月3~5日、横浜市・日産スタジアム)での決勝大会に出場する。