東日本大震災直後に仙台市で誕生した瀬川虎くんが今日11日、11歳の誕生日を迎えた。

4月で小学6年生になる。元J2仙台の選手で、現在はジュニアユースの監督を務める父誠さんは「この11年間はあっという間でした。(虎くんの)写真を見ていると、こんなに大きくなったんだなとか…。手紙などを見ても、難しい漢字も書けるようになっていて、子どもの成長を感じています」。すくすくと育っているわが子の成長に目を細めた。

多忙な日々を送る? 虎くんは、週3日ほどベガルタ仙台サッカースクールでサッカーに打ち込み、週2日は塾に通い、勉学との両立に励んでいる。その背景には足が不自由な祖父、祖母を元気にさせたい素直な思いがある。虎くんは「勉強とサッカーを頑張って、おじいちゃんとおばあちゃんたちを喜ばせたい。今年はそれが一番の目標です」と力強く抱負を口にした。