アビスパ福岡とサガン鳥栖の今季初の“九州ダービー”は、試合中の小競り合いもあった激闘の末、スコアレスの痛み分けに終わった。ボールをキープしながら主導権を握るポゼッションサッカーの鳥栖と、堅守カウンターが武器の福岡が「ほこたて対決」でぶつかったが、互いに攻め手を欠いた。

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鳥栖は引き分けで6試合連続無敗(1勝5分け)としたが、課題の得点力不足をまたしても露呈。前半からボール支配率は圧倒したものの、フィニッシュ精度が低くシュート3本。昨季は福岡と1分け1敗で2戦無得点。負けられない九州対決のリベンジを果たせず、川井監督は「得点を取れなかったことがすべて。もっとフォーカスして改善していかないといけない」と険しい表情だった。