清水エスパルスは名古屋グランパス戦の後半にPKで失点し、1次リーグ2連敗。残り1試合でプレーオフステージ進出の可能性は残した。

清水は自力での1次リーグ突破が消滅した。後半22分にPKで許した1点が決勝点。今季公式戦6度目のホーム試合も完封負けし、またしてもホーム初勝利はお預けとなった。平岡宏章監督(52)は「期待に応えたかったが、残念な結果になってしまった」。試合後は一部サポーターからブーイングを浴びせられ、後味の悪さが残った。

90分間で放ったシュートはわずか5本。攻撃は迫力を欠いた。後半11分から身長193センチのFWオ・セフン(23)が途中出場し、184センチのFWチアゴ・サンタナ(29)との「ツインタワー」が実現。だが、2人の長所を生かす効果的なパスが少なかった。ケガから復帰したMF白崎凌兵(28)は「ゴールを取るためのアイデアや意識の共有が必要だと思う」と課題を挙げた。リーグ戦も現在7戦勝ちなし。チーム状況が好転するきっかけはつかめなかった。【神谷亮磨】