FC東京がホームでG大阪に2-0で勝利した。J1では初となる新国立での1戦。冷たい雨に見舞われたが、今季リーグ最多の4万3125人が詰めかけた。開始前にはチームカラーである青と赤の花火が打ち上げられるなど特別な演出も行われた。

アルベル監督は「チームは東京という名前を背負っている。徐々にここでの試合数が増え、多くの人が東京を『我々のクラブ』と思ってくれることを願っている」と語った。

東京は21年1月のルヴァン杯決勝を国立で戦い、柏を破り優勝。その試合でゴールを決めたFWアダイウトンが前半38分、FWレアンドロが後半20分と、またまたそろって得点した。レアンドロは「毎試合ホームはここでやってほしい」と冗談を交えてリクエスト。4万人超えとなった国立の雰囲気が力になったことを語った。

▽野々村チェアマン 非常に多くの方に集まってもらってうれしく思う。コロナ禍で、どうやって元の姿に戻していこうかという中で、心理的ハードルをどう乗り越えられるかチャレンジした企画。いいムードだった。今後に期待が持てる試合になった。

▼記録メモ 入場者数は今季最多の4万3125人。J1で入場者数が4万人を超えたのは19年12月7日の最終節、横浜-東京戦(日産スタジアム=6万3854人)、浦和-G大阪戦(埼玉スタジアム=4万7188人)以来となった。