ガンバ大阪は31日、GK一森純(30)の右手中指PIP関節脱臼、右手環指(薬指)PIP関節脱臼骨折を発表した。28日の練習中に負傷したという。全治は発表されていない。

PIP関節は、指先から2つ目の関節をさす。一般的に手術が必要となる場合が多いとされ、長期離脱の可能性がある。

J2ファジアーノ岡山から移籍3年目の一森は、左大腿(だいたい)部の大けがなどを乗り越え、今季は初めてトップチームで公式戦に出場。J1でもここまで9試合の出番があり、守護神の役割を果たしていた。

この日、一森のけがの発表に先立ち、片野坂知宏監督(51)が取材に応じた。

29日のサガン鳥栖戦を欠場したDF昌子源(29)と一森が、けがをしたことを認めた上で、6月1日の天皇杯初戦となる2回戦、J3FC岐阜戦(パナスタ)に向けて決意した。

「ジャイアントキリングが起こりえる大会。上のチームが受けて立つと、やられる傾向がある。いくらJ3でも、少しでも受けるとやられる。気を引き締めてリーグ戦と同様に勝ちきりたい」

一方、3月に右膝内側半月板損傷で手術を受けた元日本代表GK東口順昭(36)については、指揮官は「もうすぐ、入ってこられそう」と、開幕前から離脱していた正守護神の完全合流を示唆した。