J1ジュビロ磐田が4試合ぶりの今季4勝目を挙げた。ホームで鳥栖に3-1。リーグ再開戦を白星で飾り、ヤマハスタジアムでのJ1通算200勝を達成した。

前半8分。相手GKのクリアボールを、DFリカルド・グラッサ(25)がダイレクトで前線につなぐ。このパスに抜け出したFWファビアン・ゴンザレス(29)が、体ごと押し込んだ。序盤の貴重な先制点で、勢いは一気に加速。同13分に右クロスから再びゴンザレス、同27分にはMF鹿沼直生(24)が豪快なダイビングヘッドでネットを揺らした。前半だけで3得点。勝利を大きく引き寄せた。

チームは、約3週間のリーグ中断中に2部練習を敢行。開幕前のキャンプ並みに体を追い込んだ。試合終盤は守勢に回ったが、最後まで走りきった。鳥栖の反撃を最少失点で耐え、試合終了の笛。攻守がかみ合い、勝ち点3をつかんだ。

25日に迎える次節は、アウェーで川崎Fと対戦。昨季王者から今季初の連勝を狙う。【前田和哉】

▽磐田伊藤彰監督(49) 前半からアグレッシブにいこうという中で、良い入り方をしてくれた。後半、受け身になってしまったことは課題。もう1度、気を引き締めて連勝を狙いたい。

▽J1で初マルチ弾を記録した磐田FWゴンザレス 全員がベストを尽くし、求めていた勝利をつかむことができた。FWとして、得点でチームに貢献できて、うれしく思っている。