「モンテの誇り」が5試合ぶりの勝利をもたらす。24年パリ・オリンピック(五輪)を目指すJ2モンテディオ山形DF半田陸(20)は、U-21日本代表としてU-23アジア杯(6月3~18日、ウズベキスタン)3位に貢献した。前節同25日、ベガルタ仙台との「みちのくダービー」で約1カ月ぶりにリーグ戦出場。右サイドバック(SB)で先発し、後半ロスタイム2分までプレーした。1-1のドローで復帰戦を飾れなかったものの、山形で再スタートを切った。

アジア杯で充実の時間を過ごした。コロナ禍で代表活動は激減。それでも「久しぶりの国際試合で、あの場に立った人しか分からない緊張感の中で5試合に出た経験は大きかった」。DF木村誠二(20)とともにクラブを代表して戦った。

日本代表は初戦から3位決定戦まで中2日で6試合をこなした。半田は5試合(先発3)に出場。「準決勝はスタートで出られずに悔しい思いをしたが、最後の3決でいいパフォーマンスを出せた。長い海外生活で得た経験は今後、絶対に生きてくる」。パリ五輪開幕が約2年後に迫り「すごく代表活動への意識が強くなった」と力を込めた。

攻撃陣に離脱者が多い苦しいチーム状況だが、2日はホームで栃木SCを迎え撃つ。「より高いポジションを取り、アシストやゴールだけでなく、その前のパスとかにかかわる仕事をどんどんしたい」。ピーター・クラモフスキー監督(43)も「彼が代表に行ったのはクラブにとって誇り。戻ってきて本当に良かった」と若きSBに期待を寄せる。

サポーターの大声援が2年半ぶりに復活する。栃木戦は「声出し応援運営検証対象試合」として開催。「ちゃんと試合に出るようになり(声出し応援が)1度もなかったので、すごく楽しみ。みんなで勝ち、最後にブルイズを歌いたい」。山形の凱歌(がいか)を響かせるために、右サイドを制圧する。【山田愛斗】