Jリーグ史上初の誤審による「再開試合」で、モンテディオ山形はファジアーノ岡山に0-2で敗れた。4月3日の同戦から約5カ月。審判員の競技規則適用ミスがあった0-0の前半11分、山形陣地のペナルティーエリアで岡山の間接FKから再開し、その流れで同12分に先制弾を浴びた。後半ロスタイムにも追加点を決められた。メンバーも当時から変更可能で両チームともに先発は7人、ベンチ入りは山形が9人、岡山が10人を入れ替えた。
山形は4月の試合でも0-1で屈した。GK後藤が味方のバックパスを右手でかき出し、得点機会阻止として前半11分に一発退場。しかし、競技規則では間接FKでリスタートになるものの、退場は該当しないケースだった。時計の針は前に進んだが、結果は変わらず。昇格に向けて、J1参入プレーオフ圏内(3~6位)浮上を目指す山形にとっては痛い1敗となった。
◆再開試合実施要項
<1>再開方法 前半11分(11分0秒)、岡山の間接FK(山形のペナルティーエリア内)から再開
<2>出場、エントリーメンバーの制限 制限を設けない
<3>交代人数、回数 出場、エントリー選手を変更する場合は交代枠を使用したとみなさない
<4>公式記録の扱い 競技規則の適用ミス前の記録は有効、適用ミス後は無効とする
◆J2第8節・山形-岡山(4月3日、NDソフトスタジアム山形)のVTR アウェーの岡山が後半ロスタイムの得点で、山形に1-0で競り勝った。だが、審判員の競技規則適用ミスがあったとして、Jリーグが試合2日後に異例の再開試合実施を決定。前半9分40秒、自陣ゴールへと向かう味方のバックパスを、山形GK後藤雅明(28)がオウンゴールを防ぐために右手でかき出した。清水修平主審(38)が得点機会阻止として後藤にレッドカードを提示。同11分に一発退場となり、岡山の間接FKで試合が再開された。競技規則では、味方のパスをペナルティーエリア内のGKが手で扱った場合、相手の間接FKになるが、退場などの「罰則は与えられない」としており、誤審が後日認められた。



