柏レイソルは、浦和レッズに1-4で完敗した。パリ五輪の大岩剛監督が視察に訪れていた中、後半44分にパリ五輪世代のFW細谷真大(21)がFW武藤雄樹のシュートのこぼれ球に詰め、1点を返し、意地は見せた。細谷は4試合ぶりのフル出場。大半の時間を前線からのプレスで守備に回らざる得なかったが、疲労がたまっていた中で少ないチャンスを決めきり、FWの役目を果たした。

細谷は「武藤さんが打ったとき(相手GKが)弾くなと思ったので、自分が一番最初に反応しようと思っていた。うまく触れて良かった。得点という結果は出しましたが、内容を通しては個人としてもまだまだ」と振り返った。

立ち上がりから前線からの守備がはまらず、浦和の攻撃の起点である浦和MF岩尾をフリーにする場面が目立った。細谷は「守備で強度を見せないとボールは取れない。まだまだ改善していく必要がある」と反省を口にした。試合後は柏サポーターからブーイングが起こり「ああいう試合をしたら、受けるのはしかたがない」と受け止め「もっとサポーターに伝わる気迫、試合内容を出していく必要がある」と自らに言い聞かせていた。

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