Jリーグ野々村芳和チェアマン(50)が26日、日本初の1試合予想くじ「WINNER(ウィナー)」の発表会に登場した。

この日午前8時から発売を開始した「WINNER」は、JリーグやBリーグの好きな1試合を選んで、結果を予想するスポーツくじ。一口200円から購入でき、気軽に楽しむことができる。また、収益の一部が直接クラブやチームに還元されるのも新たな試みだ。野々村チェアマンは「これまでもサッカー、Jリーグはいろんな楽しみ方を提供してきた。『WINNER』をきっかけとした新たな楽しみ方ができると思う」と期待した。

トークセッションでは「スポーツがこれからの社会に与えるチカラとは?」のテーマに「つながる実感」と回答。収益の一部をクラブだけでなく、審判員の環境整備にも使う考えがあることも明かした。「審判とサポーター、あまりつながりを感じられなかったと思うが、くじの一部を使っていくことになって、一体感が出るような楽しい日本になったらいいなと思っている」。

この日は、「WINNER」のアンバサダーを務める木村拓哉(49)も出席。野々村チェアマンの話を聞き、自身の経験をもとにしたJリーグの良さを語った。

「いろんな場所に撮影とかでお邪魔すると、商店街にサッカーチームのフラッグがバーッと張られていたりする。自分たちの生活のもう1つ、胸を張れる場所としてクラブチームが存在しているなと前から強く思っていて。『WINNER』がスタートしたら、ローカリズム、つながり感はより強くなるのかなと想像しました」

クラブとサポーターをつなぐ新たなツールになりそうだ。

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