優勝に王手をかけている横浜F・マリノスは最下位のジュビロ磐田に0-1で競り負けた。2位川崎フロンターレが勝利し、残り2試合で勝ち点差はわずか2となった。

今季初の連敗を喫し、中盤で先発したMF藤田譲瑠チマ(20)は「率直に悔しい。自分を含め決められるチャンスがあった。失点も自分たちのミスから。集中していかないと」と反省を口にした。

圧倒的にボールを保持し、敵陣に攻め込み続けた。だが、前掛かりになった分、磐田のカウンター一発に泣いた。藤田は「相手のセカンドボールを拾えていて、チームとして得点が共通認識だった。自分が落ち着いて、チームのバランスを見る必要があった」と振り返った。

3年前の優勝を知らない若いメンバーもいる。藤田は優勝のプレッシャーについて「試合中はそんなことを考える余裕がない。目の前の試合に100%集中できている」とキッパリ。攻めても攻めてもゴールを割れないもどかしさはあるが「精度を上げるだけ。ここからのブレークで、崩しの共通認識を合わせていける」と自信をのぞかせた。