下克上で「J1」舞台に返り咲く! J2モンテディオ山形のピーター・クラモフスキー監督(44)が28日、明日30日から始まるJ1参入プレーオフ(PO)1回戦(Cスタ)のオンライン会見に臨んだ。「(POを)楽しみにしている。良いフットボールをして、次につなげていきたい」と意気込んだ。対戦相手の3位ファジアーノ岡山とは今季2戦2敗と苦戦しているが「自分たちの戦い方をしていく」と気持ちを引き締めた。

上げ潮ムードで敵地岡山に乗り込む。23日、徳島ヴォルティスとの最終節。残り1枠となっていたPO進出には勝ち点「3」が絶対条件だったが、その大一番を3-0で制した。土壇場で見せた勝負強さ。チームは勢いに乗り、臨戦態勢は整っている。「良い流れはつかめている」と手応えを口にした。

順位によるアドバンテージがあり、6位山形が3位岡山を上回るには勝利しかないが、岡山は引き分けでも2回戦進出が決まる。状況はかなり厳しいが、指揮官は平然と言い切った。「自分たちのパフォーマンスで勝利に向かっていくだけ」。15年を最後に遠ざかるJ1舞台へ、負けられない戦いが幕を開ける。【佐藤究】