帝京長岡(新潟)サッカー部OBで超難関大、米カリフォルニア大学(UC)バークレー校に通う本田翔英(21)が、全米の大学生アスリートを対象に学業・スポーツ両面で優秀な成績を残した学生に贈られる22年の「ACADEMIC ALL-DISTRICT TEAM」を初受賞。学業もサッカーも常にハードワークが身上。米国で成長を続けるアタッカーは24年パリオリンピック(五輪)出場、そして、その先にある欧州クラブでのプロ入りという夢に向かって突き進んでいる。【聞き手=小林忠】

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-米国留学2年目で初めて表彰された

本田 UCバークレー校からは僕を入れて4人が受賞。他国の人が受賞するのは珍しいと聞いた。かなり自信になる。勉強の方は幅広く学んでいて、今は社会学に興味がある。2年生の終わりに専攻を決めることになっています。

-22年はUCバークレー校が所属する西地区1部リーグや、他地区との交流戦などを含めて4得点1アシストをマークした

本田 年間約25試合あって全試合に出場した。チャンピオンシップに進めなかったのは悔しいが、(身長)190センチ超えのDFや身体能力のすごい選手がたくさんいる中、スピードや緩急をつけたドリブルは通用しています。

-チームのスタイルは

本田 カウンターから直線的にゴールを狙う。パスや個人技重視の帝京長岡高とはかなりスタイルは違う(笑い)。ボールを受ける回数が多くないので少ないチャンスを生かすしかないです。

-高校3年時(19年度)はサイドアタッカーとして全国選手権4強入りに貢献。今のポジションは?

本田 2トップの一角です。もう1人のFWが193センチ。ポストプレーで落としたボールを僕が拾ってゴール前に入っていく形が多いです。

-今はオフだが、シーズン中はどんな生活?

本田 春ごろから徐々に交流戦が始まり、リーグ戦は8月下旬から11月に行われる。週に2試合(木・日曜)を繰り返すので学業との両立が難しいし、移動が大変。カリフォルニア州自体が日本の国土ぐらいの広さなので、チームの飛行機で移動することもある。日程はハードですね。

-留学1年目の21年も3得点されていますが当初から手応えはあった?

本田 得点はしたが満足はなかった。特長を生かすため、筋力量を増やすことより、体幹を鍛えたり股関節の可動域を広げることに取り組み、走り方のフォームも見返した。バランス力がついたことが22年につながったと思います。

-高卒後、オランダのフローニンゲンからオファーが届き練習参加。コロナ禍の影響で契約には至らなかったが欧州でプロになりたいという気持ちは今も強い?

本田 プレーも言語の面でも自信がついた出来事だった。今すぐ呼ばれても即戦力になれるよう、こっちで頑張っています。

-パリ五輪を目指す世代

本田 欧州でプロになること、パリ五輪出場を目指すことは目標の1つ。そして、その先にあるW杯で活躍することが目標です!

◆本田翔英(ほんだ・しょうえい)2001年(平13)10月5日生まれ、埼玉県坂戸市出身。小2からサッカーを始め、帝京長岡の下部組織にあたる長岡JYFCでのプレーを希望し、長岡市立南中学校に進学。帝京長岡3年の19年度全国選手権ではMFで活躍し、同校初の4強入りに貢献。20年夏にオランダ1部フェイエノールトとフローニンゲンの練習参加。21年9月に米カリフォルニア大学バークレー校に入学した。178センチ、73キロ。利き足は右。

◆カリフォルニア大(UC)バークレー校 1868年設立。10大学あるカリフォルニア大システムで最古の歴史を持つ。世界大学ランキングでは常に上位の超名門校で21年は7位(東大は36位)。ノーベル賞受賞者31人も輩出。スポーツでも五輪金メダリスト80人以上のエリート校で、日本人卒業生にはソフトバンク孫正義氏も。敷地面積は東京ドーム約107個分。