30周年を迎えるJリーグは17日のJ1川崎フロンターレ-横浜F・マリノス(等々力)で開幕する。地域密着を掲げて1993年に10クラブでスタートしたリーグは裾野を広げ、J1、J2、J3で計60クラブに到達した。

93年のリーグ開幕時は10クラブで、鹿島アントラーズ、ジェフユナイテッド市原(現千葉)、浦和レッズ、ヴェルディ川崎(現東京V)、横浜マリノス、横浜フリューゲルス、清水エスパルス、名古屋グランパス、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島を「オリジナル10」と呼ぶ。出資会社の撤退によって横浜Fが横浜Mに吸収合併される悲劇もあったが、段階的にクラブ数は増え、99年にJ2ができて計26クラブとなった。

2014年にはJ3がスタートし、「百年構想」という旗の下でホームタウンは全国的に拡大。今季は新たにFC大阪と奈良が加わり、参加クラブの所在地は41都道府県になった。残りは福井県、滋賀県、三重県、和歌山県、島根県、高知県の6県。

今季以降は60クラブが維持され、J3とJFLの間で最大2クラブが入れ替わる方式になる予定。今季はJ1が18、J2が22、J3が20クラブだが、24年からは全てのカテゴリーで20クラブとなる。