J2が18日に開幕する。今季は清水エスパルスとジュビロ磐田、藤枝MYFCの3クラブが同じカテゴリーでしのぎを削る。開幕戦は清水がホーム(アイスタ)で水戸ホーリーホックと対戦。磐田もホーム(ヤマハ)にファジアーノ岡山を迎える。クラブ史上初のJ2となる藤枝はアウェー(いわきG)でいわきFCと激突する。開幕に向けて準備を進めてきた県勢3クラブの現状などを考察し、今季の戦いぶりを展望する。【神谷亮磨】

藤枝は須藤大輔監督(45)が目指す超攻撃的サッカーで真っ向勝負する。指揮官は「スタイルは変えるつもりもない」と断言している。今季は前線からのハイプレスと複数人が連動してゴールに迫る攻撃に磨きをかけてきた。個々の局面でも負けない激しさを求め「J2仕様」のチームになりつつある。

ただ、実力は未知数だ。J3では圧倒できる試合もあったが、J2はそう甘くない。開幕戦はJ3から昇格してきたいわきが相手。本当の実力を知るのは2節以降に対戦するチームとして試合になるだろう。藤枝が目指すスタイルはリスクも伴う。結果に左右されず、自分たちの戦い方を最後まで貫けるかがポイントになりそうだ。

それでも、県勢3クラブの中で最も期待している。見る人を楽しませ、やっている選手も楽しい「エンターテインメントサッカー」がどこまで通用するかを見てみたい。藤枝の最大の武器は選手と監督、フロントも含めた一体感。「一石を投じたい」と意気込む指揮官の言葉通り、いい意味でJ2をかき回す存在になってほしい。