尊敬する敵将にエールを送った。プロ17年目を迎えたJ2ベガルタ仙台MF遠藤康(34)は、FC町田ゼルビアで指揮を執る黒田剛監督(52)に大きな期待を寄せている。同監督とは塩釜FCユース時代に選手と青森山田高監督として対戦しており旧知の間柄。19日の開幕戦(0-0の引き分け)では試合後、笑顔で言葉を交わし「J舞台」での再会を喜んだ。

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プロ17年目を迎えたベテラン遠藤が、今季から町田の監督に“電撃就任”した黒田監督へ大きな期待を寄せるとともに、エールを送った。

「高校の監督からプロの監督になった人は今までにないと思うので、頑張ってほしい。東北の星として、選手とはまた違った形で、新たな道を築いてほしい」 遠藤と黒田監督は旧知の間柄。遠藤が塩釜FCユース時代、黒田監督は青森山田を率いており「高校の時から面識があって、(青森山田と)対戦していた」。19日の開幕戦では久々に再会。試合後は笑顔で言葉を交わした。年齢は一回り以上も違うが、ベテランはJリーグ新米監督に、「食いしばって頑張ってほしいな、と(笑い)」と笑顔を見せた。

高校サッカーの指導者が、プロの世界で指揮を執るのは異例。だが、遠藤はサッカー界の今後の可能性が広がると言う。「いろんな人が(Jリーグで)監督をやる環境が良いと思います。高校サッカーの監督のモチベーションも上がるし、高校サッカー界においてすごく良いこと」。

チームは26日に栃木との「ホーム開幕戦」を迎える。この日は約1時間半のトレーニングを行い、態勢を整えた。「(ホーム開幕戦を)楽しみにしていますけど(シーズンは)長い道のりになる。その中の1試合と捉えたい」。足元を見つめながら、J2優勝への歩みを進める。【佐藤究】