アルビレックス新潟レディースのホーム白星は遠かった。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースとは2-2のドローに終わった。0-2で折り返した後半にFW道上彩花(28)のヘッド2発で追いついたが、ホーム6試合目で今季ホーム初勝利は持ち越しとなった。劣勢から勝ち点1を獲得したものの、村松大介監督(45)は「勝つことだけを考えてやってきた。悔しいです」と話した。

もっとも復活した点取り屋・道上の頭がリーグ戦4連敗の危機を阻止した。3月21日のアウェー、サンフレッチェ広島レジーナ戦で脳振とうに見舞われ、2試合を挟んでの復帰戦。「ピッチに立ってやるからには、頭だろうが何だろうが、ゴールにねじ込むだけ」と不安を忘れて頭で2ゴールを決めた。しかも2発とも得意なセットプレー。後半18分には低い弾道のFKに身を投げ出して合わせ、1-2。同34分はしつこいマークを外しながらCKに跳び、同点ゴールを決めた。

しかし道上は指揮官同様に勝ち点1を喜ばなかった。「もう1点取るチャンスはあった。未熟だった」と振り返った。前半4分にいきなりPKを献上して相手に流れを明け渡し、2点を追う展開。「取り返すしかない。追い越すことだけを考えていた」と道上は話したが、並ぶだけで精いっぱいだった。【涌井幹雄】