セレッソ大阪が珍オウンゴール(O・G)で、1-0と京都サンガF.C.を倒した。

決勝点になった前半26分のO・Gは、FW加藤陸次樹(むつき、25)の高速クロスから、3選手とポストに当たってゴールという“ピンボール”状態。J1アウェー京都戦は通算8勝2分けの不敗を守り、再び7位へ浮上した。

左サイドから加藤が右足で放った高速クロス。本来はゴール奥にいたMFクルークスに送ったつもりだったが、手前にいたMF奥埜の胸に当たり、次は京都DF井上の右腕付近に、さらに左ポストへ。その跳ね返りが相手GK若原の頭部に当たってゴールへ。

いわば4つの物体に当たり、すべて角度を変えながら最後はゴールイン。加藤は「事故みたいな感じで入った。ゴールに向かう姿勢がよかった」。奥埜は「よけようかと思ったが…当たっちゃたんで。ゴールに入ってラッキー。なかなかないと思う」と苦笑いした。

京都には今季のルヴァン杯で0-4、0-2と屈辱的な敗戦を喫した。今回も苦戦を覚悟した小菊監督の采配が当たった。

8日の神戸との練習試合で活躍した、普段は控えの加藤を8試合、クルークスを10試合ぶりの先発、DF進藤を今季初先発に抜てき。3人とも活躍した。従来の4-3-3ではなく、押し込まれても堅守速攻が期待できる4-4-2システムへの変更も奏功した。

「準備してきたことをしっかり出せ、トップ5も見えてきた。さらにその上を目指したい」と小菊監督。勝敗表は勝って負けてのオセロ状態が続くが、この勝利を機に連勝モードに突入したい。【横田和幸】

C大阪MF香川(ボランチで勝利に貢献も)「結果を見ればよかったが、苦しい試合だった。ラインが少し下がって、プレスも外される場面が増えてきた。後半は相手に支配される時間がほとんどだった」