鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が10日、前半戦最後の試合となる湘南ベルマーレ戦(11日、カシマ)に向け取材に応じ、前半戦を総括した。

今季、初めて開幕から指揮を任され、序盤は4連敗を含め下位に沈んだが、4月23日のアルビレックス新潟戦の勝利を機に、8戦無敗(5勝3分け)。「シーズンの中でどこかで底ができることは想定していたが、想定した以上の大きな底があって。そこをどう乗り切ろうかいろいろ考えたが、選手が良く乗り切ってくれたと思います」と話した。

新潟戦からFW鈴木優磨の特長を最大限生かす4-4-2のシステムの「解」が見つかった。

岩政監督が今季掲げる攻撃の組み立てもチームに浸透し始め「自分たちの形が見つかりながら、選手たちが何をすればゲームを支配できるかが、あらゆる局面でそろってきて。メンバー変わりながらもできるようになったのがこの数試合。これをもって選手が競争して勝負をかけていく体制は整った」と話した。