首位を走る帝京長岡(新潟)は2年生ストライカー、FW新納大吾がハットトリックを達成し、12点で得点ランクトップに立った。

打ち合いとなったアルビレックス新潟U-18との上位対決は4-4で引き分けたが勝ち点を26に伸ばし、首位をキープした。新納は0-2の前半19分に左クロスから1点目を奪うと、後半19分に右足で加点。3-3の同29分には相手GKがはじいたボールをプッシュし、一時勝ち越しとなる3点目を決めた。29日に開幕するインターハイに向け、ゴールハンターが勢いづいてきた。

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らしさ全開にゴールを襲った。帝京長岡は試合開始5分で連続失点する苦しい立ち上がりとなったが、新納は「FWとしておいしいと思った」と笑い飛ばした。2点を追う前半19分に左DF内山開翔(3年)の低クロスに滑り込んで1点目。1-3で折り返した後半19分にはFW安野匠(2年)のパスに抜け出して1点差に迫る2点目を奪う。3-3の後半29分には一時、勝ち越しの3点目を決めた。同33分に失点し、勝ち点3を逃したことを悔いたが「負けなかったことをいい方向に捉えたい」と前を向いた。

体の強さと相手のタイミングを外すドリブルが強みだ。ゴールへの嗅覚は谷口哲朗総監督(49)も認める。この日は全て右足でのハットトリック。チームメートのFW堀颯汰(3年)を1点上回る12得点で得点ランク首位にも躍り出た。2年生ストライカーは「点を取り続けてNO・1(得点王)になりたい」とさらなるゴール量産を誓う。

チームはリーグ戦ここ3試合で計21得点の破壊力を見せる一方、守備は計7失点と課題が残る。谷口総監督は「複数失点は厳しい。ただ得点力を削ってまで守備に人数を掛けるということはない。バランス、やり方を考えながら改善していきたい」と話す。

リーグ戦は9月9日の再開まで1カ月の中断期間に入る。その間、帝京長岡は初の全国制覇を狙うインターハイ(北海道)に挑む。7月29日の1回戦で明桜(秋田)と対戦が決まっている。体調不良で新潟県総体を欠場していた新納は「出場できなかった悔しさはある。全力でぶつかり、点を取って勝利に貢献したい」とモチベーションを高めた。【小林忠】

▽新潟U-18内田監督「前半はパーフェクト。だが、後半にひっくり返され、3-5、3-6にされてもおかしくなかった。それでも最後に追いつけたことは評価できる。ここでの経験を(8月の)クラブユースにつなげたい」