17位柏レイソルは、18位湘南ベルマーレとの「裏天王山」で痛み分けに終わった。エースFW細谷真大(21)が先制点を決めるも、後半34分に退場者を出し、試合終盤に失点。勝ち点2を失うような形で、井原監督に就任後、リーグ戦初勝利を届けられなかった。

頼れる若きエースが期待に応えた。前半27分、細谷は、左サイドを抜け出したDFジエゴ(27)のクロスに右足でダイレクトで合わせた。「うまく流し込めました」。

スタジアムの入り口に「今日は勝たないといけない試合」という横断幕が張られた大一番で、存在感を発揮したが「いい時間帯に先制点は取れましたけど、やっぱり終わり方っていうところは課題が残っちゃった」と反省を口にした。

井原体制になって先制する展開は初めてだったが、後半34分にDF立田悠悟(25)が一発レッドで退場。1人少なくなってからは湘南の圧力に屈し、同48分に同点弾を決められた。「1人減っても、守り抜く力は、絶対にこの先必要だと思いますし、なんとしても勝たないといけない試合だったので、そこに対してはチーム全員が責任を感じているところです」と悔しがった。

井原監督は、5月20日の第14節ヴィッセル神戸戦から指揮を執るが、7戦未勝利。「いい流れで試合を進めたが、サッカーは何が起こるか分からない。ああいう形に終わってしまったのは我々に力がないし、自分の采配も含めて、突き詰めていかないといけないのかなと思います。最後までしのぎきれなかった。検証したい」と厳しい表情を浮かべた。ただ1人少ない中で、10分以上耐えて、逆転を許さなかったことは評価できる。勝ち点1を積み上げて順位も16位に上がった。「勝ち点1を最低限はとった。順位もひっくり返されていない。少しでもポジティブに捉えてやっていくしかないのではないかと思う」と前を向いた。