J1、J2の首位対決は町田が格上の横浜に4-1で快勝し、金星を挙げた。序盤から積極的にプレスをかけていい流れをつくると、前半5分に先制。相手GKのミスから追加点、後半はサイドを崩して2点を加えた。その後も効果的なカウンター、ロングスローで相手を苦しめた。シュート数も相手4本に対して、17本と上回った。J1昇格へ大きな自信となる1勝となった。J1は横浜を含む5チームが姿を消した。
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J2で2位に勝ち点差10を付け首位を独走する町田の強さは本物だった。互いにリーグ戦から先発全員を入れ替えて臨んだ1戦。黒田剛監督が指揮する町田は試合前の分析もあり「横浜相手に引いたらやられる。前半の10分間は前から追う」と作戦を決めていた。前半5分、青森山田で東京MF松木と中盤でコンビを組んでいたMF宇野のボール奪取から、オーストラリア代表FWミッチェル・デュークがネットを揺らし先制。その後も、途中出場のU-22日本代表FW平河の2発も飛び出し、最後までプレスを緩めることなく、狙い通りに横浜に快勝した。
黒田監督は「J1トップ、J2だろうとサッカー選手では変わりない。プライドもある。そこに対して闘志を燃やし、頑張ってやってくれた」。リーグでは最少失点を誇る守備も、最少失点で終えた。酷暑の中で、意識づけている守備の強度が緩まなかったことに、指揮官は「彼らの魂が最後までやり切ってくれた」と選手をたたえた。
シュート数は町田の17本に対し、横浜は4本。後半22分と34分に右からのクロスを1タッチで仕留めた平河は「相手がやりたいことを逆に自分たちがやれた」と胸を張った。黒田監督が就任して1年。練習から強度(インテンシティー)にこだわり、キャンプからJ1相手に勝利した自信をそのままにJ1昇格へ向かっている。黒田監督は「リーグの途中で勇気をもらえることはありがたい」。J1王者に勝ちきった大きな自信を胸に、あとは昇格をつかみに行く。【岩田千代巳】



