J2磐田の頼れる主将が特別な一戦でチームを勝利に導く。16日の藤枝との「静岡三国決戦」に備え、13日は磐田市内で調整した。MF山田大記(34)は軽快な動きで好調ぶりをアピール。ゲーム形式メニューでは的確なコーチングで味方を動かし、守備の連動性を確認した。次戦は先発が濃厚で、「県内のライバルには絶対に負けてはいけない」と闘志をみなぎらせた。

高校時代は名門藤枝東高でプレー。仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら全国出場を目指した3年間だった。藤枝との対戦は「喜ばしいこと」。5月の前回対戦時は前半45分間の出場で負傷交代。チームは1-0で勝利するも、消化不良に終わった。山田は「この前は途中で代わってしまったので。今回はホームですけど、自分が成長した姿を藤枝の方にも見せたい」と、雪辱の思いも秘めている。

チームは前節山形戦の勝利で3位に浮上。J1自動昇格圏の2位東京Vと勝ち点で並んだ。次戦の結果次第では順位も入れ替わる。対する藤枝はボール保持を得意とする戦術で、高い攻撃力が武器。相手の長所は分析済みで、「組織的に戦いたい」と意気込んだ。

今季は18試合出場で3得点。ゴールを挙げた3試合はいずれも勝利している。ライバルとの一戦は昇格レースの行方を左右する重要なゲーム。山田は「必ず勝ち点3を取る」と言い切った。主将で背番号「10」のベテランが磐田に歓喜をもたらす。【神谷亮磨】

 

〇…磐田U-18出身で21年夏まで磐田に在籍していた日本代表DF伊藤洋輝(24=シュツットガルト)が古巣にエールを送った。11日からチーム練習に参加。ドイツで迎える3シーズン目に向けてコンディション調整に励んでいる。帰国中は12日の天皇杯3回戦を含めた3試合を観戦。19日には離日する予定だといい、「昇格を目指して頑張ってほしい」と激励した。