藤枝順心は6-0で東海大福岡に圧勝し、2年ぶりの4強入りを決めた。
前半は1点リード。後半のゴールラッシュを呼び込んだのはFW辻沢亜唯(3年)の技あり弾だった。同6分、左サイドでボールを受けると、ドリブルで中央に進入。巧みなステップで相手DF2人をかわし、右足で追加点を奪った。今大会初得点で、試合後は「素直にうれしいです」と白い歯を見せた。
苦労が報われた瞬間だった。辻沢は1年時に右ひざ前十字靱帯(じんたい)を断裂し、9カ月間の長期離脱を余儀なくされた。地道なリハビリを経て復帰するも、昨年11月には右足首を脱臼。全治まで約5カ月間を要する大けがだった。それでも、「絶対に戻ってくるつもりで頑張ってきた」。復帰は先月中旬。照準を合わせてきた全国舞台でゴールを奪い、自身のカムバック劇に花を添えた。
中学までは福岡県のクラブチームでプレー。対戦相手には顔見知りの選手もいたといい、「絶対に負けたくなかった」と強い気持ちでピッチに立った。チームの4強入りは2年ぶりで、準決勝は星槎国際湘南(神奈川)が相手。辻沢は「勝って決勝に進んで、必ず優勝したい」と思いを代弁した。【神谷亮磨】



