アルビレックス新潟はアウェーでアビスパ福岡を1-0で破り、3試合ぶり勝ち点3を奪った。前半19分。右MFで2試合連続先発出場の長谷川巧(24)がゴール前でMF島田譲(32)の左クロスに詰め、相手のオウンゴール(OG)を誘発した。トップ下では12日の前節ホーム湘南戦(2-2)でJ1デビューしたFW長倉幹樹(23)が初先発で躍動。切れ味鋭いドリブル突破とダイレクトプレーを使い分け、守備の堅い福岡を翻弄(ほんろう)した。アウェー連戦となる次節26日の鹿島アントラーズ戦で今季リーグ戦初の連勝を狙う。
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右サイドバックが主戦場の背番号32が松橋監督の期待に応えた。長谷川は前半19分だった。左の深い位置でDF新井、長倉とボールがつながると逆サイドからジリジリとペナルティーエリア内に進入。最後は島田の低クロスに視線を奪われた相手守備陣の背後から飛び出してボールの軌道を変え、オウンゴールを誘発した。J1初ゴールこそお預けとなったが、チームを勢いづける貴重な得点になった。
前節湘南ベルマーレ戦から先発メンバー5人を入れ替えた。J1初先発となった長倉はトップ下の位置からスタート。DF舞行龍は9試合ぶり先発復帰。試合前、「しっかりと先制点を取ってゲームを進めたい」と話していた松橋監督。守備を固める福岡に対し、ボランチの秋山と島田を中心にパスを回してボール支配率を高める。前半14分、舞行龍が敵陣で足を滑らせて一気にゴール前まで運ばれてシュートを許すが、これはDF渡辺がブロック。攻から守への切り替えの速さも示すと、19分にプラン通りの先制点につながった。
後半は攻め込まれて枠内シュートを何本も浴びたが、全選手がボールを追い回し、無失点で逃げ切った。17日の練習中には「勝ち虫」と戦国武将に縁起物として愛されたというトンボがスタッフの帽子にとまるなど、この日の勝利を予言? していた。MF伊藤(ベルギー1部シントトロイデン)のハットトリックで逆転勝ちした前回対戦(第8節、3ー2)に続く白星。公式戦7連勝中の福岡を止め、シーズンダブルを達成した。【小林忠】
FW長倉(J1初先発で勝利に貢献)「きつかったけど勝てて良かった。(初先発で)始めから点を取る気持ちで入った。チャンスには関われた。次はゴールを決めたい」
松橋監督「お互いタフに戦ったゲーム。最後笑って終われてうれしく思う。(オウンゴールは)長谷川のゴールだと思っている。長倉は非常に良かったし、彼の良さを周りが引き出した」



