藤枝MYFCのMF榎本啓吾(23)が苦しむチームの救世主になる。3日のアウェー栃木戦に備え、8月31日は藤枝市内で調整した。ゲーム形式のメニューでは得意のドリブルからチャンスを演出。何度も仕掛ける貪欲さを見せて好調ぶりをアピールした。現在チームは7戦勝ちなし(2分け5敗)。榎本は「次が本当に大事。何が何でも勝つ」と8試合ぶりの白星を見据えた。
先月19日の千葉戦は体調不良で欠場し、前節群馬戦は雷雨の影響で中止。今季30試合に先発出場していた榎本にとっては、体と心をリフレッシュする前向きな「休養」になった。コンディションは「休む前よりもよくなってる気がする」と、万全に近い状態だ。次戦でのメンバー入りは濃厚で士気も上がっている。
前節が中止になったことで、今季は残り11試合。14位藤枝から20位熊本までの7チームが勝ち点3差にひしめく混戦だ。1試合の結果で順位が入れ替わる状況だが、上位浮上はあきらめていない。榎本は「残り全部勝てば勝ち点33を積める。目の前の試合で勝ち点3を目指すのは変わらない」と語気を強めた。
自身は6月11日の大宮戦からゴールが遠ざかっている。相手から研究されることは想定内で、「その上を越えていくことが楽しい。100%出し切って勝ちたい」と言い切った。戻ってきた頼れるサイドアタッカーが得意のドリブルで切り裂き、勝利に導く。【神谷亮磨】
○…須藤大輔監督(46)も勝利にこだわる姿勢を強調した。この日の練習では中央を崩されないための守備の意識付けを行った。ゲーム形式のメニューでは時おり声を張り上げながら選手を鼓舞。未勝利が続くチーム状況は「成長するための試練」と位置付け、「次は勝つ確率を上げながら内容も求めたい。勝てば必ず自信を取り戻せる」と力を込めた。



