ヴァンフォーレ甲府がアウェーで浙江に0-2で敗れ、今大会初黒星を喫した。
試合の入り方がまずかった。前半9分、CKから高く滞空時間の長いボールをFWルーカス・ポッシニョロに頭で押し込まれた。ゴール前に人数は割いていたが、マークが甘く、フリーにしてしまった。
FWウタカを軸に好機をつくったが、相手GKのファインセーブもあって無得点。前半を0-1で折り返した。
後半開始からFW飯島陸に代えてクリスティアーノを投入。5分後には43歳DF山本英臣をピッチに送り、試合を落ち着かせようとしたが、後半14分に自陣中央からドリブル、パスで崩され、最後はFWムシェクウィに押し込まれて2失点目。狙いとは裏目の展開になった。
反撃を試みてMF荒木翔、長谷川元希の交代カードを切り、後半27分には19歳のクラブ生え抜きのホープ、FW内藤大和も入れて敵陣に押し込んだ。その内藤はクロスボールから豪快なボレーシュートを放つなど、見せ場をつくった。
勢いが増した甲府。後半36分にはDF関口正大の目の覚めるようなミドルシュートはゴールポストをたたいた。ただ押し込みながら、再三の惜しいシュートを放ちながらも、ゴール枠を捉える場面がなかった。
DF山本は「試合を落ち着かせようとした中で、僕が入って失点してしまったことに責任を感じています」と話し、唇をかんだ。
結局、相手と同じ18本のシュートを放ちながらも無得点で敗れた。これで1勝1分け1敗。首位のメルボルン・シティ(オーストラリア)がブリーラム(タイ)を下して2勝1分けとしただけに、甲府は1次リーグ突破へ厳しい状況となった。
並行して戦うJ2は佳境を迎え、残り3試合で甲府は7位。J1昇格プレーオフ進出圏内の6位V・ファーレン長崎とは勝ち点1差というデッドヒート。前節20日の長崎戦(1-1)を終えて中国に移動し、浙江と対戦。そして今度は中3日で29日に大宮アルディージャと対戦する。
あらかじめ分かっていた過密日程とはいえ、選手はコンディションづくりが難しくなる。まさに総力戦。ここはチームとしての強さが問われる。
風林火山(ヴァンフォーレ)の旗印のもと、強い気持ちでJ1昇格とACL決勝トーナメント進出という二兎(にと)を追う。



