J2ジュビロ磐田FW後藤啓介(18)がチームの救世主になる。4日のホーム最終戦は水戸と対戦する。今季は残り2試合で、J1自動昇格圏の2位清水とは勝ち点1差。敗戦が許されない状況下で、次戦はチーム最多9得点のFWジャーメイン良(28)がケガで欠場が濃厚だ。後藤は代役候補筆頭で、「こういう状況は初めて。そこも含めて楽しめれば」と意気込んだ。

東京Vとの前節は負傷退場したジャーメインに代わって、途中出場。前半9分からピッチに立つも、シュート0本に終わった。チームも1-1のドロー。2位再浮上のチャンスを逃し、「自分は何もしていない」と猛省した。次戦に向けた調整では強引にシュートを狙う姿勢を見せてアピール。9試合ぶりの1発を見据え、「打たなければゴールもない。どんどん狙っていく」と貪欲にゴールを目指す。

J1自動昇格は他力だが、残り2戦を勝つことで道は開けてくる。ホームでの大声援を受けて戦えるのは水戸戦が今季最後の試合。4月の前回対戦では5-1で快勝し、自身もゴールを奪っている。後藤は「いい印象はある」。スタメンに名を連ねれば、5月の東京V戦以来28試合ぶり。昇格レースの行方を左右する重要な一戦に向け、「緊張した中で試合に出場できるのは今後のサッカー人生にとっても大きいこと」と静かに闘志を燃やした。ピンチはチャンス-。下部組織出身の若きエースは重圧も力に変えて勝利に導く。【神谷亮磨】