清水が1年でのJ1復帰に王手をかけた。ホーム最終戦は大宮に4-0。磐田は今季最多タイの5得点を奪い、水戸に快勝した。藤枝は徳島とスコアレスドローとなった。

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磐田がJ1自動昇格へ望みをつないだ。4月の敵地戦に続き、本拠地でも水戸に5発快勝。ホーム最終戦を今季最多タイとなる大量得点で飾り、横内昭展監督(55)は「我々は勝つしかない。できることを最大限やろうと準備してきた。選手はそれを思い切って出してくれた」とうなずいた。

主将からゴールラッシュが始まった。0-0の前半15分、MF山田大記(34)がニアサイドで輝く。DF鈴木雄斗(29)の右クロスを頭で合わせ、ネットを揺らした。「イメージを共有できた。良い形で先制点を取れて良かった」。序盤の貴重な1発でチームはエンジン全開。MF上原力也(27)が自身初の3戦連発を達成するなど、最後まで攻撃の手を緩めなかった。

この日、2位清水も勝利。勝ち点1差のまま、12日の最終節・アウェー栃木戦を迎える。試合後、1万人を超えるサポーターからは背中を押す大声援が送られた。山田は「今まで通り改善すべきところを改善して、最善の準備をする。まずは目の前の一戦に集中して、全員で勝ち点3を取って帰ってきたい」と話し、最後まで表情を崩さなかった。逆転でのJ1自動昇格へ-。人事を尽くして天命を待つ。【前田和哉】