王者横浜F・マリノスが、逆転の連覇へ意地のリーグ3連勝を決めた。前半41分にFWヤン・マテウス、同ロスタイム1分にFWエウベルが得点。守っては前線から厳しいプレスをかけ続け、相手のパスサッカーを封じた。MF西村は「強度が高い、マリノスらしいサッカーができた。休ませないという基本があれば相手は嫌だと思う」と胸を張った。

センターバックのDF角田は、10月15日のルヴァン杯準決勝浦和戦で下顎骨を骨折。この日はヘッドギアをつけ、約1カ月ぶりにピッチに立った。手術をへて練習復帰した2日時点では、固形物を食べることができない状態。体重は2キロほど落ちた。それでも一時、本職CBが1人となるほど負傷者が続出した中で早期復帰を決断。「全員が体を張ってプレーできた。(優勝への)執念があった」。タイトルへの思いが心身を突き動かしている。

7日にはアウェーでACLのカヤ戦をこなし、高温多湿のフィリピンからの移動負担も強いられた。2戦ともにフル出場のDF松原は「負傷して出られない選手のつらいリハビリを見ていて、気持ちが伝わってくる。しんどい以上に、責任感が原動力になる」。苦しい台所事情すらも力にし、望みをつないでいる。

ここ10年の公式戦17度の対戦でわずか1勝の鬼門・C大阪戦を突破し、神戸とは勝ち点2差。角田は「(残り)2勝する。1つのボールをみんなで追うがむしゃらさを徹底したい」と力を込めた。タイトルは、そう簡単に明け渡さない。【岡崎悠利】

 

横浜FW宮市(左SBで初プレー)「(いつもと)全然景色が違った。(プレー中は)相手がカットインもあるし縦もあるので、行かせないように意識した」

 

C大阪小菊監督 少しオープンな展開になったところで失点したのが悔やまれる。謙虚に受け止めて、近い将来、内容と結果ともに上回れるようにしたい。