J1首位のヴィッセル神戸は24日、翌日の名古屋グランパスとのホーム最終戦(ノエスタ)に向けて神戸市内のいぶきの森球技場で調整した。
残り2試合を前にオンライン取材に応じたDF酒井高徳(32)は「目の前だけを見てやっていきたい。それが素晴らしい結果になってくれれば、やってきたことが報われる。チームとしても個人としても、何かを勝ち取るためにしなきゃいけないことを最優先に考えてやっていきたい」と意気込んだ。
酒井はサイドバックを本職としながら、10月28日の第31節湘南ベルマーレ戦の途中からボランチに入り、MF山口蛍(33)不在の穴を埋めてきた。
「できるだけ長くはやりたくない」と苦笑いしながらも、球際の強さと鋭い動きで中盤に強度を取り戻し、12日浦和レッズ戦の勝利にも大きく貢献。
「考えているのはチームとしてのバランスを崩さないっていうところ。いろんなポジションで、求められることをしっかりやりたいと思っている」という言葉通りのパフォーマンスを見せてきた。
山口には「すごいよ君は」と伝えたということだが、酒井も同じ言葉をかけられるにふさわしいプレーを継続している。
今季の神戸は、監督も選手も「目の前の試合」とコメントし続けてきたが、それはドイツでのプレー経験から必要なことだと酒井は言う。「自分たちが何をするかっていうのが一番大事。良くても悪くても自分たちがブレないことが結果につながる。一喜一憂しないことがコンスタントに結果を出せるっていうところに、経験を踏まえて考えが行き着いた」。
バイエルンに移籍した元チームメートや、ドルトムントに所属していたMF香川真司(34)といった強豪でプレーする選手にも話を聞き、考えがまとまった。
今節は2位横浜F・マリノスの試合が24日にあることで、その結果を知って戦う難しさがある。それでも選手も監督も「1試合、1試合」と口をそろえた神戸は、いつも通り集中して、名古屋戦に臨む。
今季のJ1は残り2節で首位神戸と2位横浜の勝ち点差は「2」。24日に試合のある横浜がアルビレックス新潟相手に引き分けか負けの場合、神戸は25日に名古屋に勝てば優勝を決めることができる。



