2大会ぶり37回目出場の仙台育英(宮城)が神戸弘陵(兵庫)に0-4の大敗。前線からハイプレスを仕掛けるも、相手の間を縫うパスでゴール前に簡単に入られるシーンが多く、後手に回った。初出場の山形明正は米子北(鳥取)に0-4で初勝利ならず。20人中15人が1、2年生という若いチームで臨んだ初の選手権は完敗に終わった。
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前半18分、ゴール前の混戦で先制点を喫してから、神戸弘陵の勢いに対し、退いてしまった。城福敬監督(66)は「完敗でした。自分たちの力が出し切れなかったではなく、出させてもらえなかった。相手が1枚も2枚も上手でした」。同32分にはコート中央付近からの縦パス1本で決定機を作られ、2点目を献上。前半を0-2で折り返した。
ハーフタイムにはMF菅原颯太主将(3年)がチームに「まだ諦めるな」と声をかけた。後半は仙台育英が攻め込む機会も増えたが、得点には結びつかず、結果は4失点の完敗。菅原は目を赤くしながら「ずるずると下がってしまって…。4失点は悔しい結果」と振り返った。
今夏のインターハイ県予選では準々決勝で多賀城に1-2で敗れ8強に終わった。苦しい時期を過ごしたが、それでもチームは前を向き、冬の選手権予選を見事に勝ち上がってきた。菅原は「自分たちでチーム内を盛り上げて、県優勝や青森ユースで優勝できた。すごく幸せなことだった」と3年間を振り返った。
チームは17日のプリンスリーグ東北プレーオフ(参入戦)の決定戦で遠野(岩手)にPK戦の末に勝利し、来季のプリンスリーグ参入が決まっている。菅原主将は「(後輩たちは)自分たちが経験できなかったプリンスリーグでこれから1年間を戦っていく。県優勝はもちろん全国でも名をあげられるように、宮城県の代表として誇らしい姿を見せてくれたら」と期待を寄せた。悔しさを糧に、仙台育英は強くなって全国の舞台に帰ってくる。【濱本神威】」



