J1アルビレックス新潟は21日、沖縄・比屋根で2部練習を行った。午前は2つのゴールを対角線上に置いた2対2や、フリーマン1人を含めた9対9のゲームなどで体を動かした。沖縄キャンプ7日目のこの日は初めて練習が一般公開され、約50人のファンが選手たちに熱視線を送った。ハードな練習が続くが、プロ4年目のFW小見洋太(21)は躍動感たっぷりにゴールへ迫っている。
覚醒の年にする。この日の午前はコート3分の1を使った2対2や、縦約80メートルに設定したコートでゲーム方式の練習が行われた。高強度のメニューに心拍数が上がり肩で息をする選手がいる中、小見は涼しい顔でボールを前に押し出しフィニッシュに持ち込んだ。16日に実施された直線20メートルの往復を繰り返すフィジカルテストでは余力を残しながら1800メートルを走り、チームN0・1の記録をマーク。「走れている感覚はあるけど、シーズンに向けてまだまだ上げていきたい」。午前練習後はMF星と宿舎へはランニングで戻った。
キャンプ初のオフとなった20日は沖縄の有名ステーキ店で舌鼓。19日の練習後にはMF秋山、J2いわきから復帰のDF遠藤、練習生1人と温泉施設に出かけて疲れを癒やした。ただ、そこはサッカー小僧の集まり。湯船につかりながらもサッカー論議になったと言う。「(遠藤)凌君はこの2年チームにいなかったので、その間のスタイルなどについて語り合いました」。
意外性と思い切りの良さが武器のウインガー。シーズンオフは埼玉の実家に帰省し、土のグラウンドにマーカー6つを並べてドリブル練習を行った。「芝と違ってイレギュラーにボールが弾むのでコントロールが難しい。いい練習になった」。チーム始動前の4日にはアルビレックス新潟レディースが練習するピッチ脇を湯気を立てながら走り続けた。「早く動きたくてウズウズしていた。キャンプは充実しています」と笑顔を見せる。
昨季は初のJ1舞台で29試合出場。鋭い動きだしとチャンスへの嗅覚を印象づけたが得点は1に終わった。「惜しいではだめ。仕留める部分にフォーカスしていく」。いい選手から、ゴールを重ねる“怖い選手”になる。【小林忠】
○…沖縄キャンプ7日目の練習が一般公開され、競技場には約50人のファンが訪れた。午前練習後には全選手がファンサービスに応じ、交流。小見は「練習前にゴメス君(堀米)と15人ぐらい来てくれればいい方じゃない? と話していた。こんなにたくさん来てくれてうれしかった」。



