セレッソ大阪は21日、大阪市内での練習を前日に続いて一般公開したが、その内容が異例中の異例だった。

3日後の24日に迫ったFC東京とのJ1開幕戦(ヨドコウ)の先発と思われる主力選手を1チームに集め、紅白戦を実施。

見学した一部サポーターからは「センターバックは○○選手が、先発するの?」「○○選手は、先発じゃないの?」などの声も聞かれた。クラブ関係者も「この内容は、今までだと公開していなかった部分です」と証言するほどだ。

しかも紅白戦の最後の時間帯には、主力組が1-0でリードした状況を想定し、システム変更まで堂々と披露。主力組だったMF香川らがベンチに退き、逃げ切り用の選手まで投入した。その顔ぶれから、開幕のサブメンバー7人もほぼ断定できる状況だった。小菊監督の戦術的な指示も、客席に聞こえていた。

この練習メニューは通常、試合前々日に完全非公開で実施してきたもの。20日の公開練習でも、ある程度の先発が予想できる実戦練習を披露していた。

この日、取材に応じた小菊昭雄監督(48)は「まだ、明日(22日)の(完全非公開)練習で、選手を入れ替える可能性はある。試したい選手がいる」と、最終結論ではないと強調。

それでも核心に迫る紅白戦を見せたのは、開幕先発が決まっていたDF進藤亮佑(27)が17日に右太もも裏を負傷し、当面の離脱が決まったため、代役の選手を加えた上で、少しでも多くの時間を実戦練習に費やしたかったからという。

既に20、21日の練習を一般公開することは、進藤がけがをする以前の11日の時点で決まっていた。常に本音で選手、メディア、サポーターに向き合う監督らしい出来事でもあった。

一昨年は5位、昨年は9位だったリーグ戦で、クラブ設立30周年の今季は悲願の初優勝を狙うC大阪。指揮官として3度目の開幕を迎える小菊監督は「まずはホームの開幕戦しか考えていない。そこに全員で向かっていく。全員で100%の準備をしていきたい」と話している。