セレッソ大阪のMF香川真司(34)がホーム東京V戦で今季初得点を挙げ、開幕から2戦連続ドローだったチームを2-1の今季初勝利に導いた。これでJ1通算10得点目(48試合)。17日に35歳を迎える大ベテランの進化は止まらない。
昨年6月24日の札幌戦以来の得点は、前半42分に訪れた。MFクルークスの右クロスに、ゴール左で待ち構えた元日本代表は「フリーすぎたので、時間をすごく感じた。冷静に決められたと思う。ゴールを取ったのは大きい」。
ほぼジャンプせず、ヘッドで左隅に決めた1発に「あまり(頭で)決めた記憶はない」と苦笑い。これが先制点となり、1度は同点を許したものの、後半終了間際に途中出場のFWレオ・セアラの劇的PKでお祭り騒ぎになった。
この日はカピシャーバら3トップを形成する2人が故障で欠場し、香川が2列目から仕留め役を果たした。クラブ設立30周年の今季、初のリーグ優勝を目標に掲げる小菊監督から、年間10得点のノルマも課せられていた。
昨年2月に12年半ぶりに欧州から古巣に復帰。全34試合出場で2得点の結果を残したが、体は悲鳴を上げる時もあった。今オフは疲労回復の効果があるとされる温冷水の交代浴に通い、その現場が“香川出没スポット”として有名に。日本テレビ系「月曜から夜ふかし」の突撃インタビューを受けたほどだった。
昨年から香川が決めれば3戦全勝。「たかが3試合なんで、その数を増やしていけるように」。昨季9位から優勝への道のりは、背番号8の活躍抜きには語れない。【横田和幸】



