北海道コンサドーレ札幌ペトロビッチ監督(66)が1日、札幌・宮の沢で2日アウェー東京ヴェルディ戦(味スタ)に向けた前日練習に参加し、取材に応じた。
5月29日にクラブから今季最後までの続投が表明されてから初。「ああいった発表があったけど、私自身が常に思うことは、目の前の試合を全力で戦う。それだけだと思っている」と、やり抜く覚悟を見せた。
就任7年目の今季、2勝5分け9敗でJ2降格圏19位に沈む。クラブはシーズンいっぱい、指揮を託す決断をした。選手からも続投を支持する声が挙がった。「そう言っていただけることは、監督冥利(みょうり)に尽きる」と感謝。「選手たちを自分の子どものように思っている。みんなに対する愛情もある。選手たちがいいキャリアを積んでいけるように私は常に考えている人間だ」と、教え子たちへの思いを語り、「何とか選手たちのためにも、我々の目指すところである(J1)残留というのを成し遂げて今シーズンを終えたい」と決意する。
クラブは「今シーズンをクラブとミシャ監督との集大成」と位置付ける。指揮官は「監督も社長も選手たちも、みんないつかはいなくなる人間だ。ただクラブは存続していく。大事なのは常に我々現場で働いている人間、プレーしている人間が、クラブのために全力を尽くして戦うということだ」。札幌のために最後まで仕事を果たす。
残り22試合で巻き返す。3試合ぶり勝利を目指す東京V戦へ「毎試合、我々にとってはどのチームが相手でも厳しい戦いになるのは間違いない」と気持ちを引き締める。クラブハウス出発時には、サポーターらから拍手で見送られながら、敵地へ向かった。【保坂果那】



