セレッソ大阪のFW北野颯太が20歳の誕生日を迎えた13日、新たな飛躍を誓った。大阪市内での公開練習後に取材に応じた。
昨年のU-20ワールドカップ(W杯)アルゼンチン大会で、日本代表の10番を背負ったストライカーは「あっという間に、20歳がきた。やり続けるだけ」と決意表明。3月30日の湘南ベルマーレ戦以来の今季2点目を目指す。
ユース(U-18)時代の高校3年に進級直前、トップチームとプロ契約を結び、今季がプロ3年目。J1通算37試合3得点、今季はここまで6試合1得点。
1年目の22年にはルヴァン杯で10試合3得点、チームを準優勝に導くなどニューヒーロー賞を獲得したものの、昨年10月には右膝の手術を受けるなど、この1年は活躍できていない。
ただ、今年7月にオランダ1部アルメレ・シティFCで2週間の短期留学を経験し、転機になった。
「一番はメンタルのところが大きく変化した。プレーの強度は感じたけど、俺が決めてやるという練習からのハングリー精神を、ストライカーだけでなく、センターバックの選手も持っていた」
最近は体のキレも戻り、前節サンフレッチェ広島戦では途中から約24分の出場機会を得るなど、得点力不足のチーム事情もあって出番が増えてきた。
「あのプレータイムをもらえれば、結果を残さないといけない。あれより短くてもそう。つないでも、カウンターになっても、僕の特長が生きる部分があり、どちらでも適応できるように自分は準備するだけ」
チームは現在5戦未勝利(3分け2敗)が続き、6位に停滞。北野自身は「チームのことはもちろん、個人としても得点を重ねていかないとという、危機感の方が大きい。その先にチームの勝利がある。僕が(ゴールして)勝たせていれば、という試合が何回かあった」という。
下部組織育ちのホープが再び主役になれば、C大阪の浮上のきっかけになりそうだ。
◆北野颯太(きたの・そうた)2004年(平16)年8月13日、和歌山・有田市生まれ。小4からC大阪U-12のエリートクラスに入り、U-15、U-18に昇格。高1時の20年10月25日にJ3G大阪戦でクラブ史上最年少16歳2カ月で公式戦出場。23年5月のU-20W杯では日本代表として松木玖生、高橋仁胡らと1次リーグ全3試合に出場。23年6月の神戸戦でJ1初得点をマーク。J1通算37試合3得点。172センチ、60キロ。



