PKの「水かけ論争」の審判委員会の見解は「主審の裁量に委ねる」-。
日本サッカー協会(JFA)の審判委員会が11日、メディア向けの審判ブリーフィングを行った。最初に出てきた事案は、「水かけPK論争」に発展した町田ゼルビア-ジュビロ磐田(8月17日、Gスタ)。
町田FW藤尾翔太(23)が後半、自ら得たPKで、給水ボトルを手にし、ボールに水をジャブジャブかけ始めた。だが、高崎航地主審(31)は藤尾からボールを受け取り、新しいボールと交換しペナルティーマークに置いた。
JFA審判マネジャーの佐藤隆治氏はこの件で、ボール交換に「担当した主審の裁量に委ねる」という見解を示した。
競技規則には「ボールに水を掛けてはいけない」という記載はなく、逆に「ボールに水を掛けてもいい」との記載もない。佐藤氏は「主審は、両チームフェアに、運営をし、その上でのジャッジは指示されるべき。主審はこの試合をコントロールする中で交換するという判断をした。僕は支持をしたい」とした。
ただ、藤尾がボールに水をかけてPKを蹴るのは、町田-磐田戦が初めてではない。5月19日の東京ヴェルディ戦、6月30日のガンバ大阪戦に続き3回目だった。過去2回は、主審はボールの交換を指示していなかった。
佐藤氏は「その試合その場をマネジメントするためにどう対応するか任せていく。最後はレフェリーの裁量」との見解を示した。町田-磐田で笛を吹いた高崎主審はボール交換の判断をしたが、今後、藤尾がPK場面で水をかけた場合主審のゲームマネジメントによってさまざまな判断が分かれそうだ。



