今季限りで現役を引退するサンフレッチェ広島の元日本代表MF青山敏弘(38)が“惜別ゴール”で、現役最後の公式戦ホーム最終戦を飾った。今季誕生した新本拠地Eピースでの初めてのゴールにもなった。
主将マークをつけて先発した青山は、後半38分までプレー。2得点に絡む大活躍だった。
「よかった、ゴールを決められて。(みんなに)取らせてもらったんじゃないかなと思う。僕個人も、チャンスがあればと思っていた。うまく、ころがってきた。ゴールを取っていいよと、神様が言ってくれたようなゴールだった」
既に1次リーグ首位通過を決めていた広島。先制点を許すものの、青山が前半36分、ゴール前のこぼれ球に詰めて左足で同点ゴール。後半8分、FWパシエンシアの得点も青山が起点になった。
試合は18歳MF中島の追加点なども生まれ、4発の快勝。1次リーグは5勝1分けの勝ち点16と、圧倒的な強さで首位通過した。
クラブOBでインタビュアーの森崎浩司さんから試合後に「引退撤回は?」と尋ねられると「それは褒め言葉。最後に言ってもらい、引退させてもらうのは、どれほど幸せなことか。素晴らしい最後だった」と、感慨深そうに答えた。
広島一筋21年の青山は、既に1日の北海道コンサドーレ札幌とのリーグ今季ホーム最終戦で引退セレモニーを終えている。J1通算444試合20得点を刻み、このACL2が正真正銘、最後のホーム戦だった。
広島は9年ぶりのリーグ優勝を懸け、中2日で迎える8日に敵地でガンバ大阪と今季最終戦に臨む。首位ヴィッセル神戸とは勝ち点1差の2位につけ、逆転でのタイトル獲得を目指す。
青山は「僕のキャリア、すべてを大阪に持っていき、闘う。最後にシャーレを掲げて引退する、そのイメージしか持っていない。(シャーレを)持って帰ってきますね」と、あくまでも自分や仲間を信じて戦い抜く。
◆ACL2 大会方式が一変されたACLE(エリート)と違い、下位大会にあたるACL2は従来のACL方式を継承。32チームが8組に分かれ、ホームアンドアウェー方式で東西各地区で1次リーグを行い、各組2位までがベスト16による決勝トーナメントに進出。決勝のみが一発勝負になり、優勝すれば来季のACLEの出場権が得られる。



