ヴィッセル神戸は25日、神戸市内のいぶきの森球技場で公開練習を行った。

この日は、22日のトレーニングに姿を見せなかったMF井出遥也(31)もフルメニューを消化。「(22日の不在は)少し張りがある箇所があっただけ。今日もやれたし問題ない」と状態を上げて29日鹿島アントラーズ戦(カシマ)に臨めることを強調した。

練習後には31歳の誕生日をチームメートやサポーターから祝福された。顔の周りにクリームを付けて引き上げた井出は、1つ年を重ねても変わらない意欲を口にした。「若手に負けないように。年齢は関係ない。貪欲に、誰よりもうまくなるために成長していきたい」。神戸で走れるテクニシャンに進化を遂げた男は、現状に満足する気配を一切見せず、さらなる成長を誓った。

神戸はアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で敗退し、リーグでも開幕から4戦未勝利となっていたが、けが人の復帰と16日湘南ベルマーレ戦での勝利で上向きになってきた。この状況を井出は「選手もこれだけ戻ってきたし、レベルの高い練習がやれている。自分たちがいい時に比べると蹴ること一辺倒になっていることがあったけど、湘南戦は相手を引き出して、自分たちのいいバランスで試合ができた時間もあった。こないだの勝利は自信にもなったので、もう1度ここから上げていきたい」。リーグ3連覇に向けて、ここからの巻き返しに自信を見せた。

29日には鹿島とのアウェー戦を控える。「鹿島は首位。自分たちがやるべきことをやって良い試合をして、連戦につなげていきたい」。31歳も最高の年とするべく、神戸の背番号18は動き続けてボールを引き出し、勝利を呼び込む。【永田淳】