日本サッカー協会(JFA)は5日、都内で技術委員会後のメディアブリーフィングを行った。

3日に明らかになった流通経大男子サッカー部の複数部員による違法薬物使用の疑いについて山本昌邦技術委員長がコメントした。

この日の技術委員会で流通経大の不祥事が議題に上ることはなかったという。「状況は把握に務めております。これからさらなる捜査も始まる中で、改めてしっかりとした報告を待っているというのが現状だと考えています」。全日本大学連盟などを通じて正式な報告を受ける形になる。

プロを150人以上輩出するなど日本サッカー界を支える名門に起こったトラブル。山本委員長は「これが事実であれば、本当に大変残念なことだと思いますし、違法行為に関わるようなことがあってはいけないと思いますし、それは許されない行為です」と断罪した。

続けて「これまでもコンプライアンスとか代表選手にはインテグリティー、より高い振る舞い、態度、そういうものを改善していこうと思った矢先だったので、本当に悲しいですね。僕としては」とした。

なお委員の1人である同大スポーツ健康科学部スポーツコミュニケーション学科准教授の大平正軌氏は研修先のポルトガルからオンラインで参加。会の冒頭に「ご迷惑かけています」とあいさつがあったという。

同件は、2月24日に茨城・龍ケ崎市内の寮で使用疑いがあると通報を受け、部内で複数の学生に簡易検査をしたところ、1人から陽性反応が出た。同27日に茨城県警に相談し、5人の事情聴取が実施された。同28日未明に寮内の家宅捜索が行われた。大学は危機管理対策本部専門部会を立ち上げ、スタッフを含めた部員個々へのヒアリングを実施している。部は無期限の活動停止、中野雄二監督(63)は職務停止となっている。