ベガルタ仙台ジュニア(宮城2位)が、2年ぶり7度目の優勝を飾った。

準々決勝、準決勝と、ともに1点差の接戦を勝ち上がり、決勝でブラウブリッツ秋田(秋田2位)と対戦。第1ピリオド(P)に高橋颯空主将(5年)の先制ゴールで主導権を握ると、相手に付け入る隙を与えず2-0で制した。決勝進出の2チームが、全国の強豪16チームによる決勝大会「JA全農チビリンピック2026」(5月3~5日、神奈川・日産スタジアムほか)の出場権を獲得した。

全員で攻め、全員で守る「オール・ベガルタ」を象徴するシーンだった。第1P8分。高橋は「必ずクロスが来ると思って、ファーサイドを狙った」と最終ラインから迷うことなくゴール前へ駆け込む。左サイドからの折り返しを相手GKが弾くと、そのこぼれ球を右足で思い切り蹴り込んだ。2年ぶりのタイトルを引き寄せる決勝の先制ゴール。「最高にうれしい」と味方を鼓舞するように両腕を広げて喜びを爆発させた。

主将の一撃で勢いに乗り、「1点取ったら、無失点で勝つ」と第2Pは全選手が高い位置のポジションでプレーし、シュートを1本も許さなかった。第3Pには再びゴール前の混戦から千葉周(4年)が追加点を決めて完勝。24年以来、2年ぶりの王座奪取による春の全国出場を決めた。低学年の選手たちが自らサポート役を買って出るなど、まさにチーム一丸となった今大会。嶺岸佳介監督は「全員でハードワークをした結果。選手たちが自信を持って成長するきっかけを得られた」と目を細めた。

東日本大震災から15年。被災地にとって〝希望の光たれ〟という思いを胸に、ベガルタ仙台は活動し続けてきた。その精神は、当時生まれていなかったジュニア選手にも受け継がれている。今大会前には選手とコーチ陣が一緒に「ベガルタは、東北の地でどのような立ち位置にあるのか、そのことを表現する機会」と思いを1つにした。目指すは初優勝した13年以来のチビリンピック制覇。嶺岸監督は「いいニュースを1番元気な世代からお届けしたい」。節目の誓いを胸に、ベガルタが大舞台に立つ。

 

▽準々決勝

ベガルタ仙台ジュニア(宮城2位)2-1リベロ弘前FC(青森1位)

ヴェルディサッカースクール岩手(岩手1位)2-1バンディッツいわきジュニア(福島1位)

ブラウブリッツ秋田(秋田2位)1-0北部FC(山形1位)

FC Grows(岩手2位)1-0塩釜FC(宮城1位)

 

▽準決勝

ベガルタ仙台ジュニア2-1ヴェルディサッカースクール岩手

ブラウブリッツ秋田0-0(PK2-1)FC Grows

 

▽決勝

ベガルタ仙台ジュニア2-0ブラウブリッツ秋田

 

▽3位決定戦

FC Grows1-0ヴェルディサッカースクール岩手

 

【副賞】

▼ニッポンエールフルーチェ福島県産あかつき桃(JA全農福島)

▼りんご「サンふじ」、青森県産米3銘柄パックごはんセット、りんごジュース「青森のりんご」(JA全農あおもり)

▼岩手県産米「銀河のしずく」パックご飯、岩手りんごジュース詰合せ(JA全農いわて)

▼伊豆沼ハム・スモークハムとソーセージのプレミアムセット、ソーセージ彩りセット、4種のソーセージセット(JA全農みやぎ)

▼のむりんご(JA全農あきた)

▼山形県産米「雪若丸」パックごはん、山形りんご2026(JA全農山形)

▼おもち(JA全農)

 

<主催>日刊スポーツホールディングス<後援>日本サッカー協会、東北サッカー協会<主管>東北サッカー協会4種委員会、福島県サッカー協会4種委員会<特別協賛>全国農業協同組合連合会<協賛>SFIDA