天皇杯2連覇を狙うG大阪は12月31日、都内で非公開調整を行った。元日の決勝戦では名古屋と対戦(国立)する。Jリーグ発足後、連覇を達成したのは05、06年度の浦和しかない。

 日本代表のMF遠藤は「次もいいゲームになると思う。攻撃的にやれればいい。名古屋には(オーストラリア代表FWの)ケネディがいるので、周りをうまく使われないようにしたい」と前向きに話した。

 ゲーム主将のDF山口は「出られない和道(出場停止の高木)は辛くて悔しいと思う。出る選手は覚悟を持ってやらないといけない。背負うものは重いと思います。今までやり続けてきたこと、信じてきたことが、結果につながる。そう信じてやるしかない。次は(今季)最後の試合なので、ケガもカードも怖くない。やるだけです」と悲壮な決意を語った。

 なお、名古屋は愛知県豊田市内でパス回しなど約40分間、軽めのメニューをこなした。

 PK戦で決着した準決勝の疲労が気掛かりだが、玉田は「あと1試合だから倒れるまでやりたい」と強い決意。優勝すればアジア・チャンピオンズリーグの出場権を獲得できる。ストイコビッチ監督は「難しい試合になるが、不可能なことはない」と力を込めた。