東京FW渡辺千真(28)が、神戸から獲得オファーを受けていることが18日、分かった。J1屈指の馬力を持つストライカーは、今季チームが採用した4-3-3の布陣にうまくマッチせず、先発出場15試合で得点は3点にとどまった。しかし、パワーと得点力はいまだ健在。来季クラブ初タイトル獲得に、決定力のある日本人ストライカー補強を目指す神戸からオファーが届いた。

 国見高から早大へと進み、09年に横浜へ入団。新人ながら開幕先発を勝ち取ると、1年目から13点決め新人最多得点記録を樹立し、新人王を獲得。移籍した東京では昨季、17得点でシーズン途中まで得点王争いを演じた。来季も東京との契約を残しているが、神戸は年俸と移籍金合わせて総額1億円近い額を用意。高い評価を受ける新天地でのプレーも、視野に入ってくる。