韓国が土壇場で勝ち越し弾を決め、3大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を果たした。勝利が絶対条件の中、0-1の状況から逆転勝利を収めた。

前半5分に先制を許したが、同27分にキム・ヨングォン(32)がCKのこぼれ球を左足で仕留め、同点弾を突き刺した。

追いついてからは勢いが出始めた。後半ロスタイムには、21-22年のプレミアリーグ得点王ソン・フンミン(30=トットナム)のパスを、途中出場のファン・ヒチャン(26)が右足で蹴り込み、勝ち越しゴールを決めた。

そのまま試合終了のホイッスルが鳴ると、ピッチ上で感情を爆発させた。

韓国はウルグアイと勝ち点4で並んだが、総得点差で1次リーグ突破を決めた。

過去のW杯では、1次リーグ2試合を消化した時点で未勝利だったケースが7大会あり、いずれも決勝トーナメント進出を逃していた。今大会も1敗1分で第3戦を迎えたが、その“ジンクス”を逆転劇で一掃した。

パウロ・ベント監督が第2戦でレッドカードを受け、指揮官不在という“非常事態”だったが、アジアの虎がミラクル16強入りを決めた。

これにより、今大会のアジア勢の1次リーグ突破は、オーストラリア、日本に続き、3チーム目。W杯史上初めて、アジアから3カ国が決勝トーナメントに進出することとなった。