【マドリード=高橋智行通信員】首位レアル・マドリードが、MFベリンガムの2得点などで優勝争いを大きく左右する2位ジローナとの頂上対決を4-0で制した。勝ち点を61に伸ばして両チームの差を5に広げた。
<得点>
前半6分=ビニシウス(Rマドリード)
前半35分=ベリンガム(Rマドリード)
後半9分=ベリンガム(Rマドリード)
後半16分=ロドリゴ(Rマドリード)
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Rマドリードは前節アトレチコ・マドリード戦に引き分けたものの、リーグ戦17戦連続無敗をキープし、勝ち点58で首位に立っている。アンチェロッティ監督はこの一戦に向け、センターバック4人全員をけがで欠く緊急事態の中、右サイドバックのカルバハルとボランチのチュアメニで急造センターバックを形成し、4-3-1-2で臨んだ。
2季前まで2部にいたジローナは今季大躍進を遂げている。前節レアル・ソシエダード戦をスコアレスドローで終え、勝ち点56で2位。今季のリーグ戦で唯一の敗北を喫したRマドリード戦(0-3)後、15試合連続で負けていない。主力のブリンドとジャンヘル・エレーラが出場停止、ミチェル監督がベンチ入り禁止処分の中、4-2-3-1で戦った。
スタンドが一杯の観客で埋め尽くされたスペインリーグ最少失点(15)のRマドリードと最多得点(52)のジローナの首位対決は立ち上がり、Rマドリードがハーフウェーラインより後ろで身構えてカウンターを狙い、ジローナがボールをキープする形で展開していった。
そんな中、Rマドリードは前半6分、ビニシウスが右サイドからカットインしてペナルティーエリア外から右足で鮮やかなミドルシュートを放つ。ポスト内側に当てながらゴールに突き刺し、先制点を記録した。
ジローナは失点後、左右に丁寧にパスを回しながら反撃を試みるも、相手の固いブロックを突破できず、決定機を作れない。
Rマドリードは前半20分過ぎから主導権を取り戻し、クロースやベリンガムを中心にゲームをコントロール。そして35分、ビニシウスがジローナの高いラインの裏を突き、ハーフウェーライン付近から右足アウトサイドで前線に鮮やかなスルーパスを出す。これをペナルティーエリア内で受けたベリンガムがGKをかわし、リーグ戦得点ランキングトップに立つ通算15点目を記録した。
Rマドリードは後半、2点を追い前がかりになったジローナの隙を突いて攻撃を仕掛け、9分にビニシウスが左サイドで相手を巧みなステップでかわし、角度のないところからシュートを放った。GKが弾いたボールをゴール前に詰めたベリンガムが押し込み3-0にした。
ベリンガムはその直後、フィジカル面に問題を抱え、ブラヒム・ディアスとの交代を余儀なくされ、大きな拍手を受けながらピッチを去った。
Rマドリードはその後も攻撃の手を緩めず、後半16分にロドリゴが中央突破し4点目をマークした。さらにアディショナルタイムの後半46分、ギュレルが獲得したPKをホセルが蹴るも左ポストに直撃。5点目はならなかったが、悠々と勝利を収めた。
Rマドリードは堅固な守備で相手に枠内シュートを1本も打たせなかった。ジローナは今季のリーグ戦で2敗しているが、どちらの相手もRマドリードだった。

